「白」か「黒」、あるいはその「中間」という選択
企画書では「あらゆる選択肢の提示」から「選択の理由の説明」が必須だと思っているのですが、「選択肢を適切に網羅せず、自分の案を押しつけてくる」人は本当に多いです。そういう時、もうちょっと俯瞰的にみて、可能性を網羅したほうがいいなと思うのですが、同じ事ですね。
このグラデーションのどの段階を選択するのか、という選択も存在します。(白40:黒60のグレーもあるでしょうし、白90:黒10のグレーも存在するはずです。)
村上春樹さんの「ノルウェイの森」に
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」
という一文があるのですが、両極端の選択肢の場合は、ノルウェイの森の一文と同じに、常に「一方を選択しても、もう一方がその一部として存在する」形になります。男性向けであっても、その中に女性向けの要素が必ず含まれてくるということです。
選択の重要性
- 1(ここで語られる)「企画」はどのようなものなのか。
- 2企画に関する誤解
- 3改めて「企画」というもの
- 4企画に関する登場人物整理
- 5課題とはなんなのか
- 6「課題」発見の手順
- 7「課題」発見における、「目的」の重要性
- 8コンセプトの簡単な見つけ方
- 9企画を説明するプロセス
- 10企画における「目標」と、「ユーザー体験」
- 11「あったほうがいいかも。」という呪い
- 12「アイデア」の選びかた
- 13データが現す「過去」と、企画が考える「未来」
-
14「白」か「黒」、あるいはその「中間」という選択
- 15世界は単純なのか、複雑なのか。
- 16[概論] 論理的思考ってどうやるんですか?
- 17私たちは解決方法を見つけてしまう
- 18アイデアの価値
- 19神は細部に宿るのか。
- 20「抽象化」を考える
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