「課題」発見の手順
「課題」発見の手順
課題発見の手順に関してですが、それほど難しいものではありません。ある意味、目標が定まっていれば、比較的簡単に見つけることが出来ます。
想定課題のリストアップ
まずは思いつくままに、該当するかもしれない課題をリストアップしていきます。とりあえずは何でもかまいません。リストアップしていきましょう。
もし「体重を10キロ減らす」というのが目的ならば、
- 食べ物は?
- 必要以上でカロリーをとっているものはない?
- 朝食を食べているものは?
- 昼食で食べているものは?
- 夜食で
- お酒は?
- 運動は?
- 日々の運動習慣はどう?
- 歩く習慣はある?
といった形で、該当しそうなものをリストアップしていきます。
課題の評価
課題が出尽くしたな。。と思ったら、その課題を「評価」していきます。
評価は簡単で、「それが解決できたら目標が達成するか、否か」です。
「体重を10キロ減らす」が目的で、例えば「夜食で毎日ラーメン食べてる」を課題とします。
もし「夜食のラーメン」が無くなったら、10キロ減るのか。を考えてみる、っていうことです。
もしかしたら「それでは2キロしか痩せないな。」ということになったら、追加の解決するべき課題を考えてみます。逆に、「もうこれで、10キロは痩せる」と見込みがつくならば、それはそれでとてもいいことです。
課題の優先順位付け
課題がリストアップできたならば、それを課題の影響範囲が大きい順でリストアップしておきます。
よくあるのが、「その課題、一生懸命解決しても影響範囲少なくない?」という状況です。
本人にとっては重要な議題で、かつ少なくともプラスに働くような場合、やり続けてしまう場合が多いです。
それよりも、大きな影響範囲を持つものに、注力するほうが結果としての成果がでやすかったりします。
まとめ
実際のところ、「課題がわからない」っていう状況は、あまりないんです。
例えば、「偏差値を10あげる」という目標を設定した場合、勉強の質的な問題か、勉強の量的問題、勉強のための家庭環境、といった形で、ある程度は想像がつきます。
それよりも、目標の優先順位や、どの課題を組み合わせれば、目標に到達するのか、といった形のほうが重要です。
- 1(ここで語られる)「企画」はどのようなものなのか。
- 2企画に関する誤解
- 3改めて「企画」というもの
- 4企画に関する登場人物整理
- 5課題とはなんなのか
-
6「課題」発見の手順
- 7「課題」発見における、「目的」の重要性
- 8コンセプトの簡単な見つけ方
- 9企画を説明するプロセス
- 10企画における「目標」と、「ユーザー体験」
- 11「あったほうがいいかも。」という呪い
- 12「アイデア」の選びかた
- 13データが現す「過去」と、企画が考える「未来」
- 14「白」か「黒」、あるいはその「中間」という選択
- 15世界は単純なのか、複雑なのか。
- 16[概論] 論理的思考ってどうやるんですか?
- 17私たちは解決方法を見つけてしまう
- 18アイデアの価値
- 19神は細部に宿るのか。
- 20「抽象化」を考える
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