課題とはなんなのか

「課題」とは?

例えば、「売上があがらなくて困っている」会社があるとします。この会社の課題は「売上が上がらないこと」かというと、少し違和感があります。(間違っていると思います。)
実際のところ「売上があがらない」ということは結果にすぎず、ここで質問が行われている「課題」対する問いは、『「売上があがらない」という状況を発生させているのは、どのような理由によるものなのか。』ということになります。
ここでいう、売上があがらない原因、言い換えるならば、「問題を発生させている主要因」が課題ということになります。

「課題」という定義

辞書には、「課題」は以下のように記載されています。
  • 与える、または、与えられる題目や主題。「論文の課題」「課題図書」
  • 解決しなければならない問題。果たすべき仕事。「公害対策は今日の大きな課題である」「緊急課題」
ここでいう、「課題」つまり、「解決しなければならない問題。」は何なのか。これを繰り返し考えることが、企画にとっては重要になります。

「課題」とはなんなのか。

次に、「課題」を明らかにするためには、「目標」の存在がとても重要になります。
例えば、ある受験生がいるとして、その受験生が最難関校をうける場合と、偏差値的にあまり高くない大学をうける場合では、その対応するべき内容が大きくかわってきます。
言うなれば、「課題」は「目標」に対しての相対的な存在であり、「目標」無くしては、存在しないことになります。
ビジネスにおいても、コスト重視なのか、売上の伸長率重視なのか、リスクをなるべく少なくしたいのか、によって、「解決しなくていけない問題」は大きく変わってくることになります。

「課題」は最後に現れる

「企画」というのは、ある意味、「「課題」発見ゲーム」みたいな側面があります。「課題」を上手に発見できれば、問題はほぼ解決したと同じようなものです。
「課題」を解決するには、「目標」から「現状」を引いて、その落差を発生させている要因を、判断して、「課題」が判明します。「課題」というのは、全体を把握して初めて、理解できるものだったりします。
まずは、「課題」を決めつけることなく、「目標」の定義や現状の把握からとつめることにしましょうか。
 

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