ストーリーの明示化

少し、趣向をかえて、企画書。

企画書は、企画を説明するプロセスと考えています。
企画書に求められるものは、綺麗さとかではなくて、自分がその結論(企画)に到達した、道筋・ストーリーをちゃんと明示しておくことだと思います。

読む人が思考のプロセスを理解し、そしてその中で同じ思考を辿ってくれる、もしくは、それが間違っている場合は、正しく反論ができるようにします。そのプロセスが明示的でなく、曖昧で、思考がたどれない企画書というものはあまり意味がありません。

賛成も反対もなく、「うーん。まぁあってもいいよね。これ。」というのは、企画書として大失敗ということです。

思考プロセスをたどる方法

では、思考のプロセスをたどれる様にするということは、どういうことでしょうか。それは「思考のスタート地点からゴール」まで自分たちが考えた「分岐点」とその「選択」をそれぞれ明確にしていくことです。

つまり企画の説明するプロセスというのは、「分岐点」と「選択肢」と「選んだ理由」を伝えるということがメイン機能になります。

まずは最初に、「分岐点」が何なのか、また、その選択肢が適切なのか、というのが、大事な問題です。

例えば、ペットを飼うとした場合に、

  • 種別での判断(ほ乳類、は虫類、鳥類)
  • 大きさでの判断(小さい、大きい、ばかでかい)
  • 価格での判断

などなど分岐点が沢山あります。もしあなたが「大きさでの判断」を最初にとりあげたならば、なぜそれが重要とかんがえたのか、というのは、企画の骨子に関わってくる大事な視点になります。

他にも、「飼いやすさ」だったり、「維持費」だったり、「かわいさ」だったり、いろいろありそうですもんね。この分岐点の設定はとても大事です。これが企画なのかもしれません。

次に、分岐点を定義したら、次その分岐の数を整理する必要があります。

例えば、ペットだったら。。

  • リス

とかそういうのですね。ペットの場合はそんなに厳密にする必要はありませんが。選択肢は常にMECEであるべきです。そこの抜け漏れがあると、企画というものが正しく成立しているかわからなくなってしまいます。

最後に、その選択肢を選んだ理由を、納得性のある言葉やデータで伝える必要があります。

企画を説明するときに必要な要素

簡単に説明すると、

企画の説明するプロセスは、

  • 分岐点(論点)の定義
  • 分岐の種類の定義
  • 分岐が選択された理由

が網羅されたいる必要がある、ということになります。

当たり前のことなんですが、意外とどうして、皆さんできていないので、意識してみるといいかなって思ってます!

 

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